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2021/07/03 10:07



当ブログについて

この度は当ブログを御閲覧いただき、誠にありがとうございます。
当ブログでは和装についてのちょっとした豆知識などを発信しています。
是非最後まで御閲覧下さいませ。
今回は着物の基礎知識 -着物・帯の種類について-のブログです。

初めに

着物は柄付けや工程の違いによって様々な種類に分けることが出来ます。
柄付けの違いを中心に着物の種類についてのご紹介と、帯の種類についてもご紹介致します。

フォーマルな着物

織り上げた白い生地に柄付けをする「後染めの着物」または「染めの着物」と呼ばれる着物です。
素材は主に絹を使用します。柄付けの違いや紋を入れるか入れないか、また紋の数によっても格が変わります。


黒留袖
既婚女性の第一正装。裾に模様が入っており、背中、両後ろ袖前・胸元に合計5つの家紋が入ります。結婚式に新郎新婦の母親や仲人婦人、親族の既婚女性が着用します。

色留袖
5つの家紋付きの場合は黒留袖と同格の第一礼装となります。既婚・未婚の別なく着ることができ、三つ紋、一つ紋など紋の数を減らすことで訪問着や付下げと同様のシーンでも着用できます。

振袖
振袖は、身頃と袖との縫いつけ部分を少なくして「振り」を作った袖をもつ着物です。
 現代では若い女性の、黒留袖や色留袖、訪問着に相当する格式の礼装です。
成人式、結婚式の花嫁衣装・参列者双方で着用される機会が多いです。

訪問着
訪問着は、フォーマルシーンからカジュアルシーンまで、幅広く対応でき、年齢や結婚の有無に関わらず着ることができる着物です。礼装らしく、華やかな雰囲気が特長です。

付け下げ
付け下げは付下げとも書き、日本の女性用の和服で、訪問着に次ぐ格の染めの着物です。
縫い目に模様がかからず、着た時に模様がすべて上を向くように柄付けした着物。絵羽模様でない事から訪問着より格下でしたが、最近は訪問着とほぼ同格の華やかな物から、カジュアルに着られるシンプルなものまで幅広くあります。

色無地
日本の和服の中で柄のない黒以外の無地の和服のことを言います。家紋を入れることで訪問着などと同様に礼装として着ることもでき、家紋がなければ略礼装や普段着として着ることができる上、黒の帯をすることで略式の喪服とすることも可能であるというTPOを選ばない便利な和服です。

カジュアルの着物

フォーマル着物はすべて柄のつけ方によって区別された呼び名でしたが、カジュアル着物は「小紋」と呼ばれる柄付けをした着物の着用が一般的です。また柄付けとは別に、糸を染めてから反物に織りあげる「紬(先染めの着物)」、木綿やデニムといった素材の着物がカジュアル着物となります。

江戸小紋
遠目では無地に見えるほど、細かな柄を型紙で染めた「型染め」の着物。鮫、行儀、角通しの柄は定め小紋と呼ばれ、格があります。

小紋
着物全体に同じ模様が、上下なく繰り返し描かれた柄付けの着物。お稽古事や街着に向きます。もっともポピュラーなカジュアル着物。

紬(つむぎ)
絹織物の一種。先に糸を染め、その色の組み合わせにより縞や格子などの模様を織り出します。ざっくりとした風合いが魅力です。

デニム着物
デニム着物はくるりの代表的な商品です。くるりのデニム着物は上質な風合いと着心地の良さをもち、手軽に洗えます。

ポリエステルの着物
「洗える着物」の代表格であるポリエステルの着物。最近は品質が飛躍的に向上して、絹に変わる素材として注目が高まっています。

竹・麻・木綿の着物
天然素材の素朴な風合いと、自宅で洗うことが出来る気軽さから、普段着きものとしての人気が高まっています。

夏着物
夏の着物は単衣。素材は麻が多く、麻は天然繊維の中で最も吸湿・速乾性に優れています。セオαなど、進化した素材の夏着物もあります。

浴衣
木綿生地に染めをほどこし、単衣に仕立てた着物です。もとは湯上りに羽織ったものなので、浴衣で出かけられるのは夏祭りや夕涼みなど気取らない場所に限られます。

帯の種類

帯にも着物同様に「格」があります。着物は染めの着物が格が高いのに対し、帯は織りの帯が格が高いとされています。着物と格を揃えてコーディネートしましょう。

袋帯
フォーマルシーンで着用する帯。長さが約4m20cm以上あり「二重太鼓」で結びます。華やかな飾り結びも可。金、銀の糸が使われ重厚な織り柄が特徴。

しゃれ袋帯
金、銀の糸を使わない袋帯。フォーマルシーン以外であれば、帯の雰囲気に合わせてカジュアルなパーティーから気軽な普段のお出かけまで着用できます。

格のある名古屋帯
金、銀の糸や箔が使われる事でフォーマル感のある名古屋帯。小紋や色無地、シンプルな付下げに合わせてセミフォーマルな着こなしができます。

名古屋帯
長さが約3m65cmあり、結び方は一重太鼓や角出しにすることが多いです。カジュアルシーンで着用する帯の代表格で、体に巻く部分の「て」は、帯の幅が半分に仕立てあるものもあります。

半幅帯
名古屋帯などより幅が狭く、仕上がり幅が15センチ前後の帯。リバーシブルになっているのが特徴で浴衣や普段着着物に合わせてよりカジュアルな着方を楽しめる帯です。

ファブリック帯(兵児帯)
芯の入っていない布状の帯。半幅帯と同様にカジュアルシーンであれば浴衣や小紋、紬に合わせて気軽な着姿を楽しめます。長さや幅も様々でやわらかいため、結びやすさも魅力。